妊娠中は、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が多くなるため、体毛が濃くなってしまいます。

逆に産後は、急激にこの2つのホルモンが減少しするため、産後3か月くらいから抜け毛が始まります。

抜け毛は、産後6ヶ月くらいで収まるとされていますが、なるべく髪に良い栄養を摂っておくことをおすすめします。

産後すぐに元の体型に戻したいからといって、無理な食事制限をするのは体によくありませんので、バランスの良い食事を取りましょう。

産後抜け毛に良い食べ物

<たんぱく質>
髪は、ケラチンというたんぱく質が大半を占めて構成されています。そのため、丈夫な髪を作るためには積極的にたんぱく質を摂ることが大切です。

たんぱく質は、直接吸収されず、体内で一旦アミノ酸に分解されてから、腸で吸収されます。そこから、ケラチンたんぱく質という形に再合成されます。

豆乳、納豆、豆腐などの大豆製品には、エストロゲンと似た働きをするイソフラボンが含まれています。しかし、大豆製品を摂り過ぎると、ホルモンバランスが乱れてしまうので、1日の摂取量は50mgまでにしましょう。

それから、肉を食べる場合は、脂肪分の少ない鶏の胸肉やささ身を食べるようにして、太らないように気を付けましょう。また、魚は、焼き魚よりも、生魚の方が酵素をしっかり摂ることができます。

<カルシウム>
アミノ酸の吸収を促進してくれるのが、ミネラルとビタミンです。

ミネラルの一種であるカルシウムは、骨だけでなく血液の中を流れています。そして、細胞や酵素の働きをサポートしてくれるだけでなく、抜け毛を食い止める役割も果たしています。

カルシウムは、シシャモ、イワシ、殻付きのえびなどの食品に多く含まれています。授乳中は、水銀を多く含む大型の魚よりも、小型の魚を選ぶようにしましょう。

また、おやつ代わりに煮干しを食べるのもおすすめです。塩分の摂り過ぎに気を付けて、減塩タイプの煮干しを選ぶようにして下さい。

<ビタミンB群>
ビタミンB群は、頭皮の血行を改善したり、毛母細胞に作用して発毛を促すなどの効果があります。それから、ケラチンたんぱく質の生成を促進する効果などもあります。

ビタミンB1は、糖質を代謝する働きをしますが、同時にビタミンB1は蠕動運動を促進する働きもします。

炭水化物や糖分を多く摂ると、ビタミンB1不足で、便秘になる恐れがありますので、肉類をしっかり食べるようにしましょう。

便秘になって、老廃物が溜まると、老廃物が血流に流れて、頭皮に悪影響を及ぼしてしまいます。ビタミンB群は、牛乳、卵、肉類、レバー、納豆などに多く含まれています。たんぱく質を食べるように意識していれば、自然にビタミンB群も摂取することができます。

<亜鉛>
亜鉛は、牡蠣に豊富に含まれていますが、経済的なことを考えると、毎日食べるのは難しいものです。

ワカメなどの海藻類には、亜鉛だけでなく、髪の健康を保つために必要なヨウ素も含まれています。更には、ビタミンやカルシウムなども含まれていますので、抜け毛対策におすすめの食材です。