たとえ育児期間中でも、女性は身なりをきれいにしていたいですよね。美容院に長い間通うことができないと、髪の色が気になってくると思います。

髪を染めたい、でも赤ちゃんや自分の体への影響が心配、こんな悩みを抱えている声を聴くことが珍しくありません。では、いつからカラーをしてもいいのでしょうか。

産後の体の状態とは

出産は女性にとって大きなイベントです。体にも大きな負担がかかり、産後はその体を回復させる期間です。

妊娠を終えた母体は、その後6~8週間かけて元の体に戻ろうとします。この期間を産褥期といいます。

母体は、大きくなった子宮をもとに戻そうとしたり、胎児の成長とともに緩んでいた靭帯をもとに戻し、骨盤をもとの位置に戻そうとします。

産後に体がなかなかもとの状態に戻れず、悪露が続く、産後うつ、腰痛、産褥熱などの症状が現れることもあります。

ゆっくり体を休めよう

産褥期は体が回復しようとする時期で、この時期はゆっくりと心身を休めることが望ましいです。美容院に外出することが負担になるので、産後1か月ほどはカラーを控えた方がよいでしょう。

また、生まれたばかりの赤ちゃんは2~4時間おきにミルクを与えなければなりません。

カラーには長時間かかり、その間赤ちゃんにミルクを与えることができません。免疫が低いので、外に連れて行くもできません。赤ちゃんの世話が必要なことも、産後1か月程度はカラーを控えた方がよい理由です。

体力が回復したら

体力が回復し、赤ちゃんからしばらく手が離せるようになったら、カラーをしてもよいでしょう。

カラーには長い時間がかかり、長時間椅子に座っている必要があります。産後の体調が悪く椅子に座ることもつらいという方もいますが、体力が回復して椅子に座れるようなら大丈夫です。

不安があるようなら医師に相談をしましょう。いつからカラーをしてもよいという明確な判断はありませんが、母体の体調を考慮して医師が判断をしてくれることでしょう。

周囲のサポートも必要です。カラーをしている間、ずっと赤ちゃんを抱いているわけにはいきません、美容院に出かけている間、赤ちゃんの世話をみてくれる人がいれば安心できます。友人や両親など、信頼できる人に世話をお願いしてみましょう。

頭皮への影響を考えて

カラーをする際には、頭皮のダメージに注意をしてください。産後はホルモンバランスの崩れで、頭皮が敏感になっています。

カラーには化学薬品が使用されていて、敏感になっている肌には刺激になります。頭皮にかゆみやかぶれなどのトラブルがあるようなら、カラーを控えましょう。

かゆみなどのトラブルがない場合でも、カラーによる肌トラブルを避けるために、肌に優しいカラーで染めることがおすすめです。ハーブを使った染料や産後ママ向けのメニューを用意した美容院もあります。

なお、市販のカラーで染める方法もありますが、自分では隅々まできれいに染めることができなかったり、臭いなど赤ちゃんの刺激になる可能性があるので、美容院で染めるとよいでしょう。